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日本グリーフ専門士協会 ブログ

【グリーフケア】看護や介護の現場で起こる「哀しみの感情」に対応する方法

グリーフという心の状態

日本グリーフ専門士協会の野村です。

終末期の患者さんや大切な人を亡くした人は非常に深い哀しみや混乱、怒りなどの感情が起こります。

その状態は「グリーフ」と言われる心の状態です。

あなたはそんなグリーフを抱えた方に対して、どのように関わっていけばよいのかご存知ですか?

人間が避けることの出来ない「死」と「哀しみ」という感情、これらについて私たちはどのように関わっていけばよいでしょうか。

私たちはそんなグリーフの状態を解放する『グリーフケア』というカウンセリング技術をお伝えしています。

グリーフケアは「喪失の悲嘆」(失った事を哀しんでいる状態)という感情を抱えた方に対して、その辛さを和らげるカウンセリング技術です。

また本人がグリーフを抱えている場合には、その感情を解放するための知識になります。

私たちは看護や介護の現場で様々な方と出会います。

死に対する不安を抱えた患者さんやそのご家族、また亡くなったご家族を哀しんでいる方とも関わっていきます。

そんな時、

「心の痛み」を和らげるグリーフケア

という技術があることで、たくさんの人が救われます。

人間が抱える「喪失の悲嘆」、グリーフには合計で7つの状態があります。大切な人を失って哀しんでいる感情は7つのプロセスを経て「変化」していくのです。

また7つそれぞれの感情の状態に対して、それぞれ対応の仕方が変わってきます。「喪失の悲嘆」という感情は最終的には解放されていくのですが、それには段階があるということです。

例えば、

大切な人を失った直後、いきなり自分の心の整理などはできません。心にはそれぞれ必要なプロセスがあります。

産まれた赤ちゃんは大人になる過程で心理的に大きな変化が起こります。それと同じように哀しみの感情も変化していきます。

その変化自体は人間が生きていく上でそれぞれ必要なプロセスなのです。

どれだけ深く哀しい気持ちを抱えていても、その辛さはかならず終わりを迎えることができます。

グリーフケアはそれをサポートする技術

になります。

このグリーフケアの技術は看護師さんや介護士さん、またご自身がグリーフに苦しんでいるたくさんの方が学び始めている技術です。

これから高齢化社会を迎える日本ではグリーフを抱えた方に対して、グリーフケアという技術は今、とても求められています。

大切な人を失って辛くてたまらない、そういった時にしっかりと支えてあげることのできるグリーフケアの知識はあなたにとって大きな力になります。

いま少しだけ時間をとって、グリーフを抱えた人に対しての素晴らしい関わり方とはどんなものなのかについて考えてみてください。

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野村 優(のむら ゆう)

日本グリーフ専門士協会の広報担当。 協会の代表理事 井手の考えに共感して2015年からグリーフケアを広める活動を始める。 厳しい現場で働く看護師、介護士の人が使えるグリーフの知識を分かりやすく伝えるところが評価されている。 ロジカルな説明口調なので冷たいイメージを持たれるが、実際にはよく笑う人当たりの良いキャラクターで周りを和ませている。

 - グリーフケアの基礎知識