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エネルギーを回復する

エネルギーを回復する FullertonBotanicGarden

日本グリーフ専門士協会の 野村です、

私たちはストレスにさらされる日常に生きていますよね。 特に看護師やケアマネ、 沢山の「人と接する仕事」を している人、 また日常的にグリーフ(感情の悲嘆)を 抱えた人と接することのある人は 精神的なストレスを溜め込むだけでなく エネルギーを消耗しています。

そういった中では 仕事や家族にたいして高いモチベーションを維持することは正直、難しくなってきます。 あなた自身が「良い状態」にある。 そういった状態は意識的に作る必要がある、私はそう考えています。

私自身もワーカホリック気味で実際しっかりと休めているかというと、そういうわけではないのですが^^; 少なくともエネルギーを回復することの大切さを体感しているので、意識的に「回復のための時間」を 取るようにしています。

言語=あなた

あなたが「どんな言葉を発するのか」 ということは「回復」ということを考えた時に重要になります。 どういうことかというと、私たちは物事を『言葉』で 認識します。 私は日本と英語、スペイン語をほんの少し話しますが、それぞれの言葉によって 出来事の認識自体がかなり変わることを実感しています。

例を挙げると、 論理的に考える時は英語をつかうことで出来事を シンプルにとらえることができたり、「雰囲気」や「気持ち」を表す時日本語という言葉はとてもよくできていると感じます。 言語はその国で生活をしていくうえで必要に応じて産まれたものです。 たとえば、北極圏に住む人達は 「雪」という単語が何種類もあります。硬い雪、水っぽい雪、さらさらの雪など、言葉を使い分けることで生きていくのに必要な情報を認識しています。

同じように私たちが 一般的に話す言葉にも 「良い言葉」 と 「悪い言葉」 があります。 「イライラする」 「疲れた」 「呆れてしまう」 などの言葉を使うことでモチベーションが上がるという人はなかなかいないですよね。 実は、私たちは言葉を発する時にあたまの中では様々な情報が行き来しています。人によっては言葉を発する時に鮮明に映像が浮かぶという人もいます。 また言葉のイメージを「感じる」ということもあるでしょう。これは言い換えると 「どんな言葉を使うか」で あなたの『状態』が決まる。 ということだと言えます。 しかも、それは自分自身で選んで感じているんですね。 一言でいうと、日常的に使う言葉=あなたといえるかもしれません。 これは私たちの体が食べたものでできているのと同じことだといえるでしょう。

言葉のパワー

「リラックスする」「気分をリセットする」「ワクワクする」「元気が出る」 などの言葉は良い感情を生み出します。あなたが意識して(しかも感情をこめて) こういった言葉を話すことで、 実際に脳内のホルモンの分泌が 変わるということが研究によって分かっています。ためしにほんの7日間ほど 意識して「良い言葉」をつかって みてください。あなたの気分や体の感覚に 良い変化を感じることができると思います。

回復がカギになる

言葉の話から、回復という話に戻りますが、私たちは日々さまざまな情報にさらされています。 それはあなたが毎日使っている スマートフォンだったり、TV、または電車の中でみる動画のCM だったりとどこへいっても情報の渦に飲まれています。こういった情報はあなたが求めている、いないに関わらずほぼ自動的に毎日入ってきます。こういったものから少しだけ距離を置くことでも「回復」に繋がります。

もしかしたらあなたは習慣になっているから難しいと感じるかもしれません。 言い換えると「情報中毒」に なっている人がたくさんいます。少しでも空き時間があるとスマートフォンを開いてなにかの 刺激を得るという情報中毒の状態にあると人は回復することができません。

ストレスから回復する=成長

ストレスというのも使い方によっては良い時もあります。 これは筋力トレーニングなどと同じ理屈なのですが、限界まで筋トレをした筋肉は必要な栄養を与えて休むこと 超回復(ちょうかいふく)を 引き起こします。その結果、より強い筋肉が生まれます。 また一度病気になっても免疫ができることで、同じウィルスにはかかりづらくなるということが起こりますよね。 これはあなたの「感情面」でも同じことだといえます。 回復しないまま、 疲れた状態でいるとそれが習慣になってしまいます。 疲れた状態を日常的に感じたいという人は多分、あまりいないんじゃないかと思います。 そう考えると、良い気分を感じる習慣を持つことは大事だなと思いますよね。 ヒットしている映画のシナリオなどでも 危機状態 ⇒ 回復 ⇒ 幸せを手に入れるというストーリーを見ることができます。 こういったシナリオは私たちの中に自然とあるものなのではないかと私は思います。

あなたが回復する場所は?

あなたが自分自身にとってとても居心地の良い状態を作り出す場所はありますか? もし毎日残業で仕事から帰ってきて自宅に帰っても安らぐヒマが無い日が続いたとしたら、 それはコントロールを失っている状態かもしれません。 そんな状態を変えることはモチロン可能です。たとえば、「情報を遮断する」 こういったことはやろうと思えば意外とカンタンにできますよね。 自分に入ってくる情報を減らすということは回復に繋がります。 たとえば瞑想などはその分かりやすい例ですね。

Googleなどの大企業や シリコンバレーのビジネスマンたちもこの瞑想を活発に取り入れています。 瞑想の方法については今回は割愛しますが、脳に入ってくる情報を遮断する上で瞑想はとてもお勧めです。 またスマートフォンなどのデジタル機器から距離を置く、ということも情報の遮断になります。 習慣的にスマートフォンを触るのを辞めてみて、自分がどう感じるのかを 観察してみるのもよい方法です。

あなた自身が「よい状態」にあること

あなた自身が精神的に良い状態にあることは周りにいる人にとっても価値があります。人は影響を受けて生きる生き物です。 人間にはミラーニューロン細胞というものがあって、私たちは近くにいる人の動作や言葉、声を観察することによって大きな影響を受け続けています。 そういった意味であなたが良い気分でいることは同僚や家族、友人や恋人など、またあなたのお客さんや 患者さんにとっても素晴らしい影響をあたえることができるはずです。

ぜひ今日お話した内容を1つでも試してみて、あなたが回復するための習慣を取り入れてみてください。 きっと気に入ってもらえると思いますよ。

日本グリーフ専門士協会 野村優

 

 

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野村 優(のむら ゆう)

日本グリーフ専門士協会の広報担当。 協会の代表理事 井手の考えに共感して2015年からグリーフケアを広める活動を始める。 厳しい現場で働く看護師、介護士の人が使えるグリーフの知識を分かりやすく伝えるところが評価されている。 ロジカルな説明口調なので冷たいイメージを持たれるが、実際にはよく笑う人当たりの良いキャラクターで周りを和ませている。

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