大切な人や大切な存在の死と向き合ったとき、
あなたには何ができ、何を伝えられるのでしょう。
あるいは、あなたは何を控え、何を語らないほうがいいのでしょう。

喪失体験による悲嘆を「グリーフ」といいます。
哀しみ、恐れ、怒り……様々な感情や想いが涌き上がりながら、
周囲の状況や自分自身の思いなどによって、
それらの気持ちを「不適切な形」で押さえ込み、
苦しんでいる状態のことです。

そんな中、大事な存在を失った方は、
周囲の言葉に傷つくケースが少なくありません。

「もう3年も経ったのだから」
「そんなに嘆き続けたら、きっとあの子も悲しむよ」
「あなたも前を向いたほうがいい」

いずれも、遺族を思いやってのことでしょう。
しかし大きな哀しみは、ただ時間をかければ癒えるものではなく、
さまざまな形で、幾重にも覆いかぶさり、
励ましがかえって大きな痛みにつながる場合もあります。

悲嘆の中にいるクライアントの状況を配慮しながら、
その人らしく進んでいくためのサポートをしていくことが
グリーフケア(グリーフサポート)です。

そんなグリーフを抱えた方への伴走者として活動するために
専門性を追求している仲間がグリーフ専門士・ペットロス専門士です。

養成講座の受講者は大学教授、大学助教授、大学講師、
医師、獣医師、看護師、獣看護師、介護福祉士、ケアマネジャー、
僧侶、葬祭関係者、保険業、主婦と幅広く、
約450人を超えるメンバーが資格取得しています。

近年は日本国内のみながら、アメリカ、カナダ、上海でも
資格取得者が現れ、各地で活動の輪が広がってきています。

もう少し詳しくグリーフケア・ペットロスケアのことや
グリーフ専門士・ペットロス専門士のことを知りたい
という方のためにWEBセミナーも開催しています。

大きな哀しみを抱えている相手だけに、
繊細な関わりが必要ですが、
大切なポイントをできるだけシンプルにお伝えします。

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井手 敏郎(いで としろう)

井手 敏郎(いで としろう)

一般社団法人日本グリーフ専門士協会の代表理事。看護師、介護士、ケアマネジャーへの講演をはじめ、死別などによる悲嘆(グリーフ)を抱えた方の支援者を養成している。悲嘆支援の担い手であるグリーフ専門士・ペットロス専門士は国内外に約500人にのぼる。日本、アメリカ、ドイツでグリーフケア、カウンセリング、コーチングを追求。より実践的なグリーフケアを目指し、アドラー心理学、ゲシュタルト療法、ヒプノセラピーを統合した学びを提供している。現在はカルフォルニア臨床心理大学院で臨床心理を探めながら、精神科クリニックや上野駅前サロン「CROSSROAD」で毎週、遺族へのグループカウンセリングも行っている。